外付けHDD NAS化 アダプタ について紹介します。アイ・オー・データ機器 I-O DATA では大切なデータをミラーリング RAID 対応の外付けHDD HDS2-UTX シリーズが代表的です。
外付けHDD NAS化 アダプタ
外付け HDD を NAS (Network Attached Storage)化するためのアダプタは、お手持ちの USB 接続の外付け HDD をネットワーク経由で共有できるようにする便利なデバイスです。
外付けHDD NAS 化アダプタとは?
「外付けHDD NAS化アダプタ」は、USBで接続した外付けHDDをネットワーク上で共有できるようにするデバイスです。主に家庭や小規模オフィスにおいて、既存のHDDを「簡易NAS(Network Attached Storage)」として使いたい時に便利です。
主な種類と特徴
1. USBデバイスサーバ / USBストレージサーバ
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特徴:USB接続のHDDをLAN経由で共有可能。複数のUSB機器(プリンターなど)にも対応する製品あり。
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メリット:
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既存の外付けHDDが活用できる
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低コストでNAS化が可能
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LAN内で設置場所の自由度が高い
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デメリット:
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RAIDやアクセス制限などの高度機能が不十分
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ストリーミングなど高負荷には不向き
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排他利用(1台ずつしか接続できない)に注意
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代表例:I-O DATA「net.USB」、バッファロー「LDV-2UH」など(※現行モデルの確認要)
2. Wi-FiルーターのUSBポート共有機能
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特徴:USBポート付きのWi-FiルーターでHDDを簡易NAS化
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メリット:
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追加アダプタ不要
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初期設定が簡単(ルーターの管理画面から可能)
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デメリット:
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性能がルーター依存
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高度なファイル管理機能がない
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同時アクセスや大容量転送には非対応なことも
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3. 小型PC/Raspberry Piを使った自作NAS
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特徴:Raspberry PiにLinuxとSambaなどを導入して外付けHDDをNAS化
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メリット:
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高い自由度と拡張性
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省電力で運用可能
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メディアサーバーやクラウド同期機能なども構築可能
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デメリット:
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専門的な知識や構築の手間が必要
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トラブル対応は自己責任
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選ぶ際のポイント
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目的と用途の明確化:単純な共有か、メディアサーバー、バックアップ用途か
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転送速度と安定性:ギガビットLAN対応、Wi-Fi 6などの高速通信に対応しているか
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対応機能:アクセス権限、DDNS、DLNAなど必要な機能があるか
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設定のしやすさ:初心者なら設定用ソフトがあるものが安心
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対応OS:Windows、Mac、Linux、iOS、Androidなどに対応しているか
注意点
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同時アクセス制限:排他利用タイプは複数ユーザーに不向き
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安定性と信頼性:簡易NASでは本格NAS(Synology、QNAPなど)に及ばない
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消費電力:HDDとアダプタ両方に電源が必要な場合が多い
HDS2-UTX
USB接続するだけでミラーリング機能の外付けHDDとして使える
「HDS2-UTXシリーズ」は内蔵HDDを2台搭載しており、ミラーリング機能を利用できるのが特長です。内蔵HDDが1台しか搭載されていない一般の外付けHDDに比べ、万が一の障害に対してデータが失われるリスクが低くなります。
出荷時にあらかじめNTFSフォーマットされているので、フォーマットする手間がありません。ミラーリングモードもデフォルトで設定されているため、購入後、USBケーブルでつなぐだけで、すぐにミラーリング機能を利用したファイルの保存ができます。
まとめ
外付けHDD NAS化アダプタ」は、コストを抑えて手軽にNAS機能を実現する手段として有効です。ただし、使い方や用途によっては制限が多いため、用途に応じて本格NASとの比較検討をおすすめします。
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