トラブルが起きたときの画面を保存し、次のトラブルに役立てる

トラブルが発生してエラーや警告画面が表示されたとき、原因や解決方法を知るにはその状態やメッセージの内容が重要になる。自分で解決できないときは、管理者や助言者に状況を正確に伝えるために、表示されている内容をそのまま画像ファイルとして保存しておくのが一番いい。これは「Snipping Tool」を使えば簡単。起動して画像ファイルにしたい領域をマウスでドラッグすれば、画像ファイルとして保存できる。素早く超勤できるように「クイック起動」に登録しておくといい。なお、システムエラーで操作が不能の場合は、デジカメで撮影してしまう方法もある。

  1. 「Snipping Tool」を起動
  2. 「スタート」メニューの「検索ボックス」で「Snipping Tool」をクリック。このとき右クリックして「クイック起動に追加」を選択しておく。
    起動したら背景が半透明になりツールバーが表示される。

  3. 画像として保存しておきたい領域をドラッグする
  4. トラブル画面の必要な部分を、マウスをドラッグしながら選択する

  5. 画像が切り取られる
  6. 2の画面でマウスボタンを離すと、選択部分が切り取られて表示される。画面を保存するために「ファイル」メニューの「名前を付けて保存」を選択する。

  7. 画像ファイルを保存
  8. 「ファイル名」に適当な名前を入力し、保存場所を指定して「保存」をクリック。
    保存した画像を管理者や助言者に渡せば、解決が速い。

ビスタやインストールしたソフトのレジストリをバックアップ

vistaやアプリケーションソフト、あるいはハードウェアなどのあらゆる設定情報をデータベース化しているのが「レジストリ」。「システムの復元」でもレジストリはバックアップされるが、復元を実行すると復元ポイント以降のソフトがなくなるなど、後からの作業が増える。そこで、レジストリだけをバックアップ「エクスポート=書き出し」しておくと、設定だけを元に戻したいときに「インポート=読み込み」すれば済む。ただし、レジストリの操作を誤ると、最悪の場合、vistaが起動しなくなるなどトラブルの元になる。くれぐれも、操作は慎重に行なう必要がある。

  1. レジストリエディタの起動
  2. レジストリを操作するツールが「レジストリエディタ」。起動方法は、「「スタート」メニューの「検索ボックス」で「regedit」を検索し、「regedit.exe」をクリック。

  3. レジストリを「エクスポート」
  4. 「レジストリエディタ」が起動したら、「ファイル」メニューの「エクスポート」を選択。

  5. 保存場所を指定して保存
  6. 「レジストリのエクスポート」画面がが表示されるので「エクスポート範囲」で「全て」を選択し、保存する場所を指定。USBメモリなどに保存しておくとよい。

暗号化したファイルやフォルダの破損にそなえる

ファイルやフォルタを右クリックして「プロパティ」を選択し「全般」タブで「詳細設定」をクリック。「内容を暗号化して~」にチェックを入れると暗号化される。これが「暗号化ファイルシステム(EFS )」機能。暗号化したユーザーであれば、通常は、ダブルクリックするだけで暗号化が解除されて開けるのだが、まれに「アクセスが拒否さました」と表示されることがある。これは、暗号を解除するために必要な暗号化キーが破損しているか見つからないためだ。これに備えるには、事前に回復証明書を作成しておく必要がある。これがないと、そのファイルは開くことができなくなってしまうのだ。

回復証明書を作成

  1. USBメモリに回復証明書を作成
  2. 「スタート」メニューの「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「コマンドプロント」。USBメモリを挿入しておき、次のコマンドを実行。
    >cd /d f:
    >cd /r:recovery
    画面の指示でパスワードを2回入力

  3. 回復証明書を確許する
  4. 回復証明書を作成したUSBメモリを開くと、2ファイルある回復証明書が確認できなくなるので紛失に注意する。

回復証明書をインストール

  1. ローカルセキュリティー「ポリシー」を起動
  2. 暗号化ファイルが開けなくなったときは、回復証明書をインストールする。「スタート」メニューの「検索ボックス」で「secpolmsc」を検索して起動。「ローカルセキュリティポリシー」が表示されたら「公開キーのポリシー」を展開し、「ファイルシステムの暗号化」を右クリックして「データ回復エージェントの追加」を選択する

  3. 「.CER」ファイルを追加する
  4. 「回復エージェントの追加ウイザード」が表示されたら「次へ」をクリック。USBメモリを挿入し、「フォルダの参照」をクリック。拡張子が「.CERのファイルを選択して「開く」をクリック。警告が表示されたら「はい」をクリックし、あとは画面を進めて「完了 」をクリック。コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行したら完だ
    「>gqupdate」

ログオンパスワード忘れ対策

vistaの起動時に、パスワードを入力しないとログオンできないように設定しているとき、そのログオンパスワードを忘れてしまうと、2度とログオンできなくなってしまう。そこで、万一に備えてログオンパスワードをリセット(再設定)するための「パスワードリセットディスク」を作成しておくと安心。「パスワードリセットディスク」は、フロッピーディスクかUSBメモリメモリなどのフラッシュメモリに作成するため、メディア用意して作業を進めよう。
なお、作成した「パスワードリセットディスク」を他人に盗まれたり、紛失しては大変だ。十分に注意して、しつかり保管しておかなければならない。

  1. パスワードリセットディスクの作成ウイザードを起動する
  2. 「コントロールパネル」から「ユーザーアカウント」を開き、タスク欄にある「パス
    ワードリセットディスクの作成」をクリック。

  3. 作成するディスクを指定
  4. 「パスワードディスクの作成ウィザード」が起動したら「次へ」をクリック。フロッピーディスクかUSBメモリを挿入しておき、「次へ」をクリック。

  5. 現在のパスワードを設定する
  6. 現在設定してあるパスワードを入力し、「次へ」をクリックする

  7. パスワードリセットディスクの完成
  8. 最後に「完了」をクリックすれば、パスワードリセットディスクが完成する。保管には十分注意したい。

パスワードリセットディスク作成のためのUSBメモリをさがすならこちら

復元ポイント

システムエラーでvistaの調子が悪くなったときに、正常だった頃の状態に戻す機能が「システムの復元」。これは、定期的(最低1日に1回)に「復元ポイント」が作成され、過去の復元ポイントからどの段階に戻るかを選択できる。しかし、復元ポイントが保存できる領域は、1つのドライブに対して約15% が上限になっており、領域がいっぱいになると古い復元ポイントは削除される。そこで、より多くの復元ポイントを残したいときは、別のドライブにも作成しておけばよい。また、復元ポイントは、vista が自動作成するが、重要な変更を加える前に自分で作成することも可能。

  1. 復元ポイントの作成に使うディスク領域を増やす
  2. 「コントロールパネル」から「システム」を開き、タスク欄にある「システムの保護」をクリック。「自動復元ポイント」で、「利用できるディスク」にチェックが入っているドライブに復元ポイントが作成される。領域を増やすには、他のドライブにチェックを入れて「適用」をクリック。

  3. 手動で復元ポイントを作成
  4. 復元ポイントは、自分で作成することが可能だ。手動で作成するには、作成するドライブを選択して「作成」をクリック。

  5. 復元ポイントに名前をつける
  6. この画面が表示されるので、直後にどのような作業をするのかなど、後からわかりやすい名前を付けて「作成」をクリック。「復元ポイントは正常に作成されました」と表示されたら「OK」をクリック。これで復元ポイントが追加される。