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windows vista 快適に使うための設定方法 メンテナンス の紹介

ビスタやインストールしたソフトのレジストリをバックアップ

vistaやアプリケーションソフト、あるいはハードウェアなどのあらゆる設定情報をデータベース化しているのが「レジストリ」。「システムの復元」でもレジストリはバックアップされるが、復元を実行すると復元ポイント以降のソフトがなくなるなど、後からの作業が増える。そこで、レジストリだけをバックアップ「エクスポート=書き出し」しておくと、設定だけを元に戻したいときに「インポート=読み込み」すれば済む。ただし、レジストリの操作を誤ると、最悪の場合、vistaが起動しなくなるなどトラブルの元になる。くれぐれも、操作は慎重に行なう必要がある。

  1. レジストリエディタの起動
  2. レジストリを操作するツールが「レジストリエディタ」。起動方法は、「「スタート」メニューの「検索ボックス」で「regedit」を検索し、「regedit.exe」をクリック。

  3. レジストリを「エクスポート」
  4. 「レジストリエディタ」が起動したら、「ファイル」メニューの「エクスポート」を選択。

  5. 保存場所を指定して保存
  6. 「レジストリのエクスポート」画面がが表示されるので「エクスポート範囲」で「全て」を選択し、保存する場所を指定。USBメモリなどに保存しておくとよい。

暗号化したファイルやフォルダの破損にそなえる

ファイルやフォルタを右クリックして「プロパティ」を選択し「全般」タブで「詳細設定」をクリック。「内容を暗号化して~」にチェックを入れると暗号化される。これが「暗号化ファイルシステム(EFS )」機能。暗号化したユーザーであれば、通常は、ダブルクリックするだけで暗号化が解除されて開けるのだが、まれに「アクセスが拒否さました」と表示されることがある。これは、暗号を解除するために必要な暗号化キーが破損しているか見つからないためだ。これに備えるには、事前に回復証明書を作成しておく必要がある。これがないと、そのファイルは開くことができなくなってしまうのだ。

回復証明書を作成

  1. USBメモリに回復証明書を作成
  2. 「スタート」メニューの「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「コマンドプロント」。USBメモリを挿入しておき、次のコマンドを実行。
    >cd /d f:
    >cd /r:recovery
    画面の指示でパスワードを2回入力

  3. 回復証明書を確許する
  4. 回復証明書を作成したUSBメモリを開くと、2ファイルある回復証明書が確認できなくなるので紛失に注意する。

回復証明書をインストール

  1. ローカルセキュリティー「ポリシー」を起動
  2. 暗号化ファイルが開けなくなったときは、回復証明書をインストールする。「スタート」メニューの「検索ボックス」で「secpolmsc」を検索して起動。「ローカルセキュリティポリシー」が表示されたら「公開キーのポリシー」を展開し、「ファイルシステムの暗号化」を右クリックして「データ回復エージェントの追加」を選択する

  3. 「.CER」ファイルを追加する
  4. 「回復エージェントの追加ウイザード」が表示されたら「次へ」をクリック。USBメモリを挿入し、「フォルダの参照」をクリック。拡張子が「.CERのファイルを選択して「開く」をクリック。警告が表示されたら「はい」をクリックし、あとは画面を進めて「完了 」をクリック。コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行したら完だ
    「>gqupdate」

ログオンパスワード忘れ対策

vistaの起動時に、パスワードを入力しないとログオンできないように設定しているとき、そのログオンパスワードを忘れてしまうと、2度とログオンできなくなってしまう。そこで、万一に備えてログオンパスワードをリセット(再設定)するための「パスワードリセットディスク」を作成しておくと安心。「パスワードリセットディスク」は、フロッピーディスクかUSBメモリメモリなどのフラッシュメモリに作成するため、メディア用意して作業を進めよう。
なお、作成した「パスワードリセットディスク」を他人に盗まれたり、紛失しては大変だ。十分に注意して、しつかり保管しておかなければならない。

  1. パスワードリセットディスクの作成ウイザードを起動する
  2. 「コントロールパネル」から「ユーザーアカウント」を開き、タスク欄にある「パス
    ワードリセットディスクの作成」をクリック。

  3. 作成するディスクを指定
  4. 「パスワードディスクの作成ウィザード」が起動したら「次へ」をクリック。フロッピーディスクかUSBメモリを挿入しておき、「次へ」をクリック。

  5. 現在のパスワードを設定する
  6. 現在設定してあるパスワードを入力し、「次へ」をクリックする

  7. パスワードリセットディスクの完成
  8. 最後に「完了」をクリックすれば、パスワードリセットディスクが完成する。保管には十分注意したい。

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