Vistaのメモリ不足による動作ストレスを即効解消する

PC操作をしていて、動作が遅くなってきたなぁ~と感じたときに「メモリが不足しています」という警告メッセージはストレス以外のなにものでもない。

Vistaのシステム要件の最低限度である「512MB」しかメモリを搭載していない場合などにこうした症状が出る。すぐに解決するには、メモリスロットにメモリを増設することだが、空きスロットがない場合もある。

この場合は、Vistaに搭載されたReady Boost機能を利用する。USBメモリやCF,SDメモリーカード、メモリースティックなどのメディアをメモリ代わりに利用するための機能。これは、仮想メモリをキャッシュする。メモリ搭載量が増えるわけではないが、メモリが増設できない場合に有効。

使い方

USBメモリをPCに接続

Ready Boost対応品一覧などのUSBメモリを持っているならこれをパソコンのUSBポートに挿す。

「システムの高速化」を選択

自動再生画面が表示されるので一番下の「システムの高速化」をクリックする。

使用する領域を変更

条件を満たしていないUSBメモリの場合、「リムーバブルディスク」のウィンドウで「~必要なパフォーマンスを満たしていません」と表示されるので別のReady Boost対応のUSBメモリを使う。

続けてプロパティ画面が表示される。「このデバイスを使用する」を選択。スライドバーを左右にドラッグすればReady Boostとしてして利用する領域を調整することができる。空き領域を確保しておけば、その分はデータ保存用に使用できるということ。

USBメモリにはさまざまな種類ののものがあるが、Ready Boost対応品という商品とVista対応品というのは、意味が異なるので気をつけたい。
Ready Boost対応品一覧から選ぶと間違いない。

Ready Boost対応品の条件

  • USB2.0(High Speed)をサポートしていること。
  • 接続されるUSB Host ControllerもUSB2.0であること。
  • フォーマット後の空き容量が250MB以上あること(最大4GB)
  • Random4K Readが2.5MB/sec以上
  • Random512K Writeが1.75MB/sec以上
  • 同時に使用できるメモリは1台のみ

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