Vistaのシステムでは、JIS2004対応のフォンを、xpでは、JIS90対応フォントを使用。JIS2004では文字コードや字形が一部変更されているためにVistaとxpでは、文字の形が異なる。またJIS2004には既存の第1水準と第2水準の字に加え、第3水準と第4水準の漢字が大幅に追加されたため、Vistaで作成した文書に第3水準と第4水準の漢字が含まれているとxpでは文字化けを起こす。
この問題の解決方法は、xpにJIS2004対応フォントパッケージをインストールするかVistaにJIS90互換フォントパッケージをインストールする。
【1】xpをVistaの環境に合わせる
マイクロソフトのサイトからインストーラーをダウンロードしてインストールする。32ビット版と64ビット版があるので注意。
【2】Vistaをxpの環境に合わせる
マイクロソフトのサイトからダウンロードしてインストールする。こちらも同様に32ビット版と64ビット版があるので注意。
【3】Microsoft IMEで入力を制御
Vistaにフォントをインストールしても第3水準と第4水準の文字を入力してしまうとxpでは表示されない。Microsoft IMEでJIS2004のみ存在する文字の入力を制限しておくといい。言語パーツの「ツール」→「プロパティ」を選択。「変換タブ」で「変換文字制限」をクリックし、「JIS X 208文字で構成された単語や文字のみ変換します。制限された文字コードのアプリケーションをなどをお使いの場合、このチェックボックスをオフにしてください。(推奨オフ)」にチェックを入れて「OK」をクリックする。